大阪倶楽部に続いて、
堂島浜にある「中央電気倶楽部」の写真をUPしておきます。
(2015年1月撮影)
中央電気倶楽部大阪市北区の
堂島浜のオフィス街の一角にある社交倶楽部で、大阪電灯の社長を中心に、
電灯、電力、電鉄、電機、電線会社等が主体となって設立されました。
明治45年、東京中心の日本電気協会(東京)に反発した関西支部が大正2年に分離独立し、
日本の中央であるとして大阪に「中央電気協会」を設立したのが始まりで、
1914年(大正3年)に「関西電気倶楽部」を創立、その翌年の1915年(大正4年)に
「中央電気倶楽部」に名称変更されました。
電気関係事業の進歩・発展、学術・文化の普及・向上を目的として、
午さん会、公開講演会、同好会等の活動が行われてきました。
現在の建物(本館)は1930年(昭和5年)に竣工した3代目の建物で、地上5階・地下1階建。
大阪倶楽部や
船場にある日本綿業倶楽部など、大阪の他の社交倶楽部と同様に非常に立派な近代建築です。
1965年(昭和40年)には、新館(西館)が増築されました。
※詳細は公式サイト(
http://www.chuodenki-club.or.jp/)をご覧ください。

玄関

北西側から

北東側から

中央電気倶楽部から100m弱東に進んだところ
四つ橋筋のサントリー本社ビルや堂島ホテルの前
本当は、2月にUPした
四つ橋筋(肥後橋〜中之島〜堂島)2015.1 (4)堂島周辺 の
記事内でご紹介するつもりだったのですが、写真点数が多くなり過ぎるので
別の機会にと思いながら放置してしまっていました。
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四つ橋筋(肥後橋〜中之島〜堂島)2015.1 (1)肥後橋周辺、
四つ橋筋(肥後橋〜中之島〜堂島)2015.1 (2)中之島、
四つ橋筋(肥後橋〜中之島〜堂島)2015.1 (3)渡辺橋周辺 に続いて
さらに
「四つ橋筋」を北上していきます。
今日は「渡辺橋」を渡った北側
堂島から曽根崎通(国道2号)と交差する
「桜橋」付近
までの様子を見ていきます。
(撮影日の記載が無い写真は全て2015年1月24日(土)撮影です。)

「渡辺橋」の歩道から見た北側
「渡辺橋北詰」交差点および
堂島・
梅田方面
渡辺橋堂島川に架かる四つ橋筋の橋で、現在の橋は昭和41年に架け替えられたものです。
橋の南詰には京阪中之島線渡辺橋駅があります。

「渡辺橋北詰」交差点 南西角から見た東側
写真右側(南側)堂島川上を走る高架は阪神高速1号環状線、
写真左側(北側)にはアクア堂島(87.3m)や新ダイビル(高さ148m/2015年3月竣工予定)が見えます。

「渡辺橋北詰」交差点 南東角から見た北側
「桜橋」・
梅田方面

「渡辺橋北詰」交差点 南東角から見た北側
「桜橋」・
梅田方面

「渡辺橋北詰」交差点 北西角にある
「サントリー」(サントリーホールディングス株式会社)本社ビル
右(北)隣は「堂島ホテル」です。

「渡辺橋北詰」交差点から見た北側
「桜橋」・
梅田方面
堂島は江戸時代から蔵屋敷や繁華街として栄えた街で、
1730年(享保15年)には、世界初の先物取引市場
「堂島米会所」が開設されたことでも有名です。
現在は、
梅田から
中之島、
淀屋橋、
北浜、
肥後橋方面へと続く大規模なオフィス街の一角に位置し、
サントリー、JFE商事、東洋紡、NEXCO西日本、大建工業、エディオン、電通西日本、アド電通大阪の本社や、
電通、マッキャンエリクソン、アサツー ディ・ケイ、東急エージェンシー、テレビ東京の支社等、
企業の本社や支社が集積しています。
また、大通りからからはわかりにくいですが、
四つ橋筋の東側(写真右側)から御堂筋にかけては、
「ミナミ」等と共に大阪を代表する歓楽街の1つ「北新地」で、
東京の銀座と並んで日本を代表する高級飲食店街でもあります。

「渡辺橋北詰」交差点から見た北側
「桜橋」・
梅田方面
「四つ橋筋」の先には、
大阪駅ノースゲートビルディング(150m)、ハービスENTオフィスタワー(147.7m)、
ヒルトンプラザ ウエスト(100m)、近鉄堂島ビル(83.5m)等が見えています。

「サントリー」本社ビル前の歩道から見た北側
「桜橋」・
梅田方面

「堂島ホテル」前の歩道から見た南側
中之島方面
中之島フェスティバルタワー(高さ約200m)がそびえています。

「渡辺橋北詰」交差点から200m弱北側に進んだ地点
「堂島1」交差点から見た北側 「桜橋」・
梅田方面

1つ上の写真と同じ地点
「堂島1」交差点から見た南側
中之島方面

「堂島1」交差点付近にある
「堂島アバンザ」と
「ホテルエルセラーン大阪」
北西側から見た「堂島アバンザ」
「堂島アバンザ」(地上23階・地下2階建 高さ約100m)
毎日新聞大阪本社の旧社屋跡地に、日本生命・毎日新聞社・第一生命の3社によって
共同で建設されに大型のオフィスビルで、2000年に完成しました。
オフィスフロアには、JFE商事、NEXCO西日本、大建工業の本社や、
オムロン、アサツー ディ・ケイ、北海道放送、OBS大分放送、テレビ山梨の支社等が入っています。
地下1階〜地上3階は商業フロアで、
大阪最大規模の書店「ジュンク堂書店 大阪本店」や飲食店等が入居しています。
地下の飲食店街は、地下街「ドージマ地下センター」と直結しており、
「ホワイティうめだ」「ディアモール大阪」等、
梅田地区の他の地下街や、
JR大阪駅やJR北新地駅、地下鉄・私鉄の各線梅田駅とも地下レベルで繋がっています。
ビルを取り囲む7,000㎡のオープンスペースには高木、低木、池、小滝、散策路が配されている他、
ミラーガラス127枚を組み合わせた直径7mの球状の外観「堂島薬師堂」もあります。
奇抜な外観ではありますが、この「堂島薬師堂」は推古天皇の時代から当地にあったと伝えられ、
「堂島」の地名の由来にもなったそうです。
また、四つ橋筋側に設置された玄関ポーチは毎日新聞大阪本社の旧社屋玄関が復元されたものです。

南西側から見た「堂島アバンザ」
堂島アバンザの詳細は、公式HP:
http://www.avanza.co.jp/index.htmlをご覧ください。

北側から見た「ホテルエルセラーン大阪」と四つ橋筋
「ホテルエルセラーン大阪」(高さ約82m)
大阪市北区に本社を置く「エルセラーン化粧品株式会社」が経営するホテルで、
毎日大阪会館跡地に2010年開業しました。
総部屋数は137室。宴会場や各種レストラン、地下飲食店街の他、
最新の音響設備を備える416名収容の多目的ホール「エルセラーンホール」や
開放感がある最上階の多目的スペース「スカイアトリウム」も備えています。

「渡辺橋北詰」交差点から400m弱北側に進んだ地点「桜橋」交差点
「桜橋」交差点
四つ橋筋と曽根崎通(国道2号)との交差点で、大阪市北区梅田1丁目・梅田2丁目・曾根崎新地の境界に位置し、
地下鉄四つ橋線 西梅田駅の南端、およびJR東西線(地下線)北新地駅の西端の地上部分に位置ます。
写真右側(北東側)には、
JR大阪駅サウスゲートビルディング(122.3m)、ヒルトン大阪(145m)、
大阪第一生命ビル、大阪マルビル(123.92m)、大阪駅前第1ビル等が見えます。

「桜橋」交差点から見た北西側
ハービス大阪(189.7m)、
ブリーゼタワー(174.9m)、ハービスENTオフィスタワー(147.7m)

同じ位置から縦のアングルで
ハービス大阪(189.7m)、
ブリーゼタワー(174.9m)、ハービスENTオフィスタワー(147.7m)
2年ちょっと前の写真になってしまいますが、
ブリーゼタワー33階ダイニングフロアから見た南側の景色もご紹介しておきます。

南側

南東側
詳細は、
ブリーゼタワーから見た夕方の中之島・堂島 201210 をご覧ください。

「桜橋」交差点から見た北東側
大阪駅前第1ビル、大阪駅前第2ビル、大阪駅前第3ビル(142.00m)等が見えます。
最後は、「堂島地下センター」も少し紹介しておきます。
「堂島地下センター」(通称「ドーチカ」)
「桜橋」交差点(地下鉄西梅田駅・JR北新地駅)から「渡辺橋」の少し北側にかけて、
約250mに渡って四つ橋筋の地下に設けられた地下街。
飲食店や洋品店をはじめ薬局、書店、CDショップ、印鑑などバラエティに富んだ約60店舗が並びます。
(1966年(昭和41年)開業/2003年全面リニューアル)
北端部分で、地下鉄西梅田駅・JR北新地駅に直結している他、
「ホワイティうめだ」「ディアモール大阪」等、
梅田地区の他の地下街や
JR大阪駅や地下鉄・私鉄の各線梅田駅とも地下レベルで繋がっています。
また南端部分では、堂島川の対岸・
中之島の地下にある中之島地下街・京阪中之島線 渡辺橋駅 ※
(※地下連絡通路によって土佐堀川の対岸・地下鉄肥後橋駅と地下で直結済み)
と地下連絡通路が設けられる計画があり、もし実現すると
梅田から
堂島・
中之島を経由して
肥後橋までが地下街(地下通路)だけで繋がることになります。

「堂島地下センター」

「堂島地下センター」
「堂島アバンザ」の地下への連絡口付近
4回に渡ってご紹介してきました
「四つ橋筋(肥後橋〜中之島〜堂島)2015.1 」以上です。
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