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和歌山市および周辺

カテゴリ:和歌山市および周辺 の記事一覧

和歌山市駅 140824(3)改札内・ホーム

 
昨日・一昨日に引き続いて、和歌山市駅周辺の特集(3)
今日は改札内・ホームを中心にご紹介していきます。(2014年8月24日撮影)

【前回記事】
和歌山市駅 140824(1)駅ビル(コンコース等)・駅前広場
和歌山市駅 140824(2)駅ビル(高島屋等)


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3・4番ホームの駅名表示板と時刻表

和歌山市駅
和歌山県和歌山市にある南海電車(南海本線・和歌山港線)のターミナルで、明治36年(1903年)に開業。
JR西日本の和歌山市駅〜和歌山駅間の電車も乗入れています。
3代目の駅舎となる「南海和歌山ビル」が昭和48年(1973年)に竣工し、
同時に高島屋和歌山店もオープンしました。

平成25年度の一日の乗降客数は、南海 17,569人+JR 3,426人=20,995人で、
1980年代までは拮抗していた和歌山駅※(JRのターミナル)の半分以下まで落ち込んでいます。
(※平成25年度の和歌山駅の乗降客数は、JR 39,312人+わかやま電鉄 5,289人=44,601人)



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駅構内図

ホームは島式ホーム+櫛形ホームによる3面5線で、2・3番線は行き止まりになっています。
7番線(6番線と同一ホームの西側)は和歌山港線の普通車用のホームでしたが、現在は使われていません。
また、かつては2番線の南側(図右側)に1番線もありましたが現在は廃止され、跡地は駐車場になっています。
(ホームの屋根や跨線橋からの階段は今も残っています。)

■2番線 JR線(和歌山駅方面)
■3番線 加太線(加太方面)
■4番線 南海本線(なんば・関西空港方面)、一部和歌山港方面(四国連絡)
■5番線 南海本線(なんば・関西空港方面)、一部和歌山港方面(四国連絡)
■6番線 南海本線(なんば・関西空港方面)

各ホームは駅ビルの2階にある改札口から正面に伸びる跨線橋で結ばれています。




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駅ビル2階にある改札口
改札口はこの1ヶ所のみです。




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改札内に入ったところから見た跨線橋




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発車案内板
最近では見る機会が減りましたが、南海では今も、時刻や行先、種別などを案内する表示板に
このパタパタ式(反転フラップ式案内表示機)を使用しています。




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改札口の近くには、来年の秋に開催される「紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会」
カウントダウンボードが設置されています。




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「南海そば」(改札内)




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コンビニエンスストア「アンスリー」(改札内)
1997年から京阪・南海・阪神の大手私鉄3社が共同で展開を始めた駅ナカのコンビニエンスストア。
阪急との経営統合に伴って、阪神は2009年に「アズナス」に転換され、現在は京阪と南海のみとなっています。




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跨線橋の一番奥から見た改札口側




それでは、改札口側から順番に各ホームを見ていきます。

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■2番線ホーム JR線(紀勢本線・和歌山駅方面)のりば
「紀勢本線」とは言っても和歌山駅以南の御坊・白浜方面に直通する列車はなく、
和歌山駅〜和歌山市駅間を2両編成のワンマン列車が1時間に1往復するのみという
支線的な路線になっています。(正式には支線ではありませんが)




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2番線ホーム




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3番線ホームから見た2番線ホーム
2番線ホームの左側は以前は3番線の降車ホームとして使用されていましたが、
現在は柵が設置されていて使用されていません。





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■3番線ホーム 加太線(加太方面)のりば(写真左側)
■4番線ホーム 南海本線(なんば・関西空港方面)、一部和歌山港方面(四国連絡)のりば(写真右側)




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2番線ホームから見た3・4番線ホームなんば寄り(東側)




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3番線に停車中の加太行(7100系2両編成・ワンマン列車)
加太線の列車は以前は6番線から発着していた記憶がありますが、
いつの間にか3番線に移ったようです。




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4番線に停車中の特急「サザン」なんば行
8両編成の内、なんば寄りの4両(自由席車両)は8000系、和歌山市寄りの4両(座席指定車両)は12000系となっています。
(この写真の車両は自由席車両の8000系です)



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一つ上の写真「サザン」の後4両部分
座席指定車両12000系(5番線ホームから撮影)





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■5番線ホーム 南海本線(なんば・関西空港方面)、一部和歌山港方面(四国連絡)のりば(写真右側)
■6番線ホーム 南海本線(なんば・関西空港方面)のりば(写真左側)




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6番線に停車中の区急(区間急行)なんば行(1000系6両編成)

1992年の導入開始以来、もう20年以上になりますが、
個人的には南海の通勤型車両ではこの1000系が一番好きです。





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和歌山市駅の北側には和歌山検車区が併設されています。(6番線ホームから撮影)




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和歌山検車区(跨線橋から撮影)




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最後は、跨線橋から見たホーム全景 


ということで、3回に渡ってご紹介してきました「和歌山市駅 140824」以上で終了です。

今日のこの記事の更新時間である2014年8月31日19:30。「和歌山タカシマヤ」が約41年の歴史に幕を閉じました。
今回の記事は、和歌山出身の人間として、あまりの衰退ぶりに撮影していて寂しい気持ちになりましたし、
正直、載せるのが躊躇われるような写真もたくさんありましたが、現実から目を背けても何もなりませんし、
なんとかこれ以上衰退することのないよう、また少しでも活性化してくれることを願うばかりです。
 
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和歌山市駅 140824(2)駅ビル(高島屋等)

 
昨日に引き続いて、和歌山市駅周辺の特集(2)
今日は高島屋和歌山店を中心に駅ビルのレポートです。(2014年8月24日撮影)

【前回記事】
和歌山市駅 140824(1)駅ビル(コンコース等)・駅前広場


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和歌山市駅(南海和歌山ビル)
中央の階段から向かって右側(東側)の1階〜3階に高島屋和歌山店が入っています。

和歌山市駅
和歌山県和歌山市にある南海電車(南海本線・和歌山港線)のターミナルで、明治36年(1903年)に開業。
JR西日本の和歌山市駅〜和歌山駅間の電車も乗入れています。
3代目の駅舎となる「南海和歌山ビル」が昭和48年(1973年)に竣工し、
同時に高島屋和歌山店もオープンしました。

平成25年度の一日の乗降客数は、南海 17,569人+JR 3,426人=20,995人で、
1980年代までは拮抗していた和歌山駅※(JRのターミナル)の半分以下まで落ち込んでいます。
(※平成25年度の和歌山駅の乗降客数は、JR 39,312人+わかやま電鉄 5,289人=44,601人)




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南海和歌山ビルのフロア案内図
テープのようなもので隠されている部分がたくさんありますが、
かなり空室が多いようです。




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高島屋和歌山店(和歌山タカシマヤ)
1973年(昭和48年)年「南海和歌山ビル」の1階〜3階の東側部分にオープンしました。
売場面積4,347㎡の小型店で、売場の構成は
1階は食料品/フレッシュマート
2階は化粧品/婦人雑貨/婦人服
3階は婦人服/紳士服/紳士衣料雑貨/催会場/ギフトサロン等
となっています。

売上は、1995年の年間約65億円をピークに、2013年2月期には約21億円まで落ち込んでいました。
長年に渡って営業不振が続いていましたが、今年3月の「イオンモール和歌山」オープンによってトドメを刺される形で、
8月31日で閉店することになりました。

かつて和歌山市内には、ぶらくり丁の丸正・大丸和歌山店、和歌山駅の近鉄和歌山店、
和歌山市駅の高島屋和歌山店と4件も百貨店があったのですが、90年代後半頃から相次いで閉店し、
高島屋の閉店後は、和歌山市内(和歌山県内)に残る百貨店は近鉄和歌山店のみとなってしまいます。



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1階西側の入口付近
現在、各売場で閉店セールが行われています。
「閉店まであと8日」(8/24時点)という表示が切ないですね。




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1階のフロアガイド




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1階東側の入口





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2階西側の入口付近

この入口は、昨日の和歌山市駅 140824(1)駅ビル(コンコース等)・駅前広場でご紹介した
改札口前のコンコースを東側に進んだところにあります。




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2階のフロアガイド




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2階西側の入口付近
2階は化粧品や婦人雑貨、婦人服の売場になっています。




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2階西側の入口付近




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2階東側のバルコニー上の通路(写真左側が高島屋の売場)
西側同様の突き当たりには地上への階段があります。




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通路から見た改札口方面





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3階の売場

気になる高島屋の跡地ですが、
1階に食品スーパー「デイリーカナート」、
2階に100均ショップがそれぞれ9月26日に開業する予定です。(3階は未定)





続いて、「南海和歌山ビル」地下1階にある飲食店街「市駅横丁」も少しご紹介しておきます。

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「市駅横丁」入口
2階の改札口への階段・エスカレーターと、高島屋の1階東側の入口に挟まれた部分にあります。




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「市駅横丁」へのエスカレーター




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エスカレーターを下ったところにある「市駅横丁」のフロアガイド

かつては、イタリア料理のチェーン店「カプリチョーザ」等大型店3店を含め
6店舗が営業していましたが、現在は焼肉店とラーメン店の2店のみとなってしまっています。
ここも厳しいですね。



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「市駅横丁」




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「市駅横丁」


「和歌山市駅 140824」次回に続きます。
 

和歌山市駅 140824(1)駅ビル(コンコース等)・駅前広場

 
このブログでは初の和歌山編となりますが、今日から3回に分けて和歌山市駅をご紹介をしていきます。
実家への帰省等で和歌山には年に何回かは必ず帰っている割に、なかなかブログで紹介する機会がありませんでしたが、
今回、和歌山市駅の駅ビルに入っている高島屋和歌山店がこの8月31日で閉店するということで、
最後に、営業中の様子を記録しておきたいと思って8月24日(日)に撮影してきました。


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和歌山市駅(南海和歌山ビル)

和歌山市駅
和歌山県和歌山市にある南海電車(南海本線・和歌山港線)のターミナルで、明治36年(1903年)に開業。
JR西日本の和歌山市駅〜和歌山駅間の電車も乗入れています。
3代目の駅舎となる「南海和歌山ビル」が昭和48年(1973年)に竣工し、
同時に高島屋和歌山店もオープンしました。

平成25年度の一日の乗降客数は、南海 17,569人+JR 3,426人=20,995人で、
1980年代までは拮抗していた和歌山駅※(JRのターミナル)の半分以下まで落ち込んでいます。
(※平成25年度の和歌山駅の乗降客数は、JR 39,312人+わかやま電鉄 5,289人=44,601人)

ついに高島屋和歌山店も閉店してしまいますが、近年和歌山市駅では利用者の激減や駅周辺の衰退も激しく、
和歌山出身の私としては寂しい限りです。



ということで、
今日はまず駅ビル内の改札外コンコースや駅前広場を中心にご紹介していきます。

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駅前広場から見た「南海和歌山ビル」

地上7階・地下1階建。ターミナルの風格がある非常に立派な駅ビルです。
和歌山市内からさらに電車で20分ほど行った田舎町で育った私にとって、
小さい頃は和歌山駅の駅ビルや近鉄百貨店、ぶらくり丁の丸正百貨店や和歌山市役所などと共に
この和歌山市駅の駅ビルは都会の象徴のような建物でした。




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駅ビル2階にある改札口・コンコースへの階段・エスカレーター
駅ビルだけを見ると高架駅のように見えますが、ホームは1階レベルにある地上駅です。




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堺東駅も同じような構造ですが、南海はこういうの好きですね。




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階段を上った正面 駅ビル2階にある改札口
改札口はこの1ヶ所のみです。




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改札口の前から見た階段・エスカレーター




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駅ビル2階・改札外コンコース
改札口やきっぷ売場の他、高島屋の入口(写真正面突き当たり)、店舗(喫茶店や旅行代理店等)が数件あります。




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駅ビル2階・改札外コンコース東側 高島屋の入口




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一つ上の写真の逆側 コンコース西側
今となっては、和歌山市駅周辺では貴重な存在となった喫茶店




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一つ上の写真の部分を奥に進むと、このようにバルコニー状のスペースが通路になっており、
西端の突き当たりは地上への階段になっています。
(東側の高島屋が入っている方も同じような構造になっています。)




2階通路から見た駅前広場の写真を何枚か貼っておきます。

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駅前広場の東側はロータリー及びタクシー乗場になっています。




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駅前広場中央部分




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駅前広場の西側にはバスタミーナルがあります。
通りを挟んで向かい側の大きいビルは「ファーストビル」で、商業施設やオフィスが入っています。
隣のビル数棟も含め、空室が目立ちます。




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バスタミーナル




続いて、地上から見た駅前の様子です。

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改札口正面の階段を下りた部分から。




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通りの向こう側(南側)に渡ります。




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横断歩道から
南側の和歌山城等へ通じる広い通りは「和歌山市駅前中央商栄会」という商店街になっています。




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残念ながら、シャッター通りになりつつあるようです。




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こちらは先程ご紹介した「ファーストビル」前の歩道です。
この辺りも昔に比べて随分と活気がなくなった感じがします。

普段あまりこういうことはブログに書かないんですが、
オレンジの自販機の右側から地下に下りると「devicespace HERON」というバーがあるんですが、
めちゃくちゃいい店です。


「和歌山市駅 140824」次回に続きます。