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JR西日本(京阪神近郊)

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大阪環状線改造プロジェクト 2014.1208 - 大阪環状線に新型車両「323系」を投入


大阪環状線のプロモーションムービー

JR西日本では魅力あふれる大阪環状線を目指し「大阪環状線改造プロジェクト」を立ち上げ、
駅の美装改良や案内設備の充実、発車メロディの導入、駅構内及び高架下の開発、
環状線ラッピング電車「OSAKA POWER LOOP」の運行等、
新たな価値創出に向けてさまざまな施策を展開しています。

大阪環状線改造プロジェクト 4つの重点施策
 ①安全快適な駅づくり(駅美装・改良)
  「明るい、きれい、わかりやすい」を基本コンセプトに、安全で快適な駅空間を目指します。
  (平成29年度末までに順次、全駅の美装・改良を進めます。※内容は駅毎に異なります)
 ②駅構内及び高架下の開発・リニューアル
  駅構内、高架下、駅周辺の魅力向上を目指して、駅美装に合わせて、
  駅やエリア毎の特性・お客様ニーズを捉えた開発を推進します。
 ③車両新製
  「安全・安心の向上」「機器の信頼性向上(安定輸送)」「情報提供の充実」
  「人に優しい快適な車内空間」などを重視し、新型車両を開発します。
  (平成29年度までに新規投入を目指します。)
 ④地域や他交通事業者との連携


2014年12月8日。ついに重点施策のひとつ
次期大阪環状線車両「323系」の概要が発表されました。

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323系外観イメージ(画像はJR西日本HP ニュースリリースより )

安全性とサービス水準を高めた次期大阪環状線車両323系
外観的には225系や広島に導入された227系に似ていますが、もちろん環状線用の車両なので
クロスシートではなく、従来の103系・201系と同じくロングシートで、全て8両編成となっています。
103系・201系から大きく変わった点として、323系は「4ドア」ではなく「3ドア」になるようです。
これは、大和路線や阪和線・関西空港線から乗入れる221系や223系・225系の快速列車と
ドア数や乗車位置を統一するための変更だと思われます。
個人的には、混雑が激しい上、駅間が短く各駅毎の乗り降りも多い環状線では
「3ドア」ではなく「4ドア」の方が良かった気がするんですが、
将来的なホームドアの設置を考えると仕方ない判断だったのでしょうね。


以下、JR西日本HP ニュースリリースより概要を抜粋

1開発コンセプト
 323系の開発にあたっては、輸送品質の確保と先進的なサービスによる快適性の向上、
 大阪環状線のイメージアップを図るため、以下の4点をコンセプトとして定めています。
 「安全・安心の向上」
 「機器の信頼性向上(安定輸送)」
 「情報提供の充実」
 「人に優しい快適な車内空間」

2車両仕様
(1)基本仕様
 ○最高運転速度 時速100キロメートル
 ○車体構体 ステンレス製車体
 ○扉数 3枚扉
 ○腰掛配置 ロングシート
(2)主な特長
 ※JR西日本HP ニュースリリースをご覧ください。

3車両デザイン
 ・大阪環状線の電車として長年親しまれてきたオレンジ色を基調とした先進的な外観
 ・『大阪環状線改造プロジェクト』のロゴマークを先頭部および側面にデザイン
 ・ドアの位置や動作状況をわかりやすくするために、ドア上へ『大阪環状線改造プロジェクト』の
  ロゴマークにちなんだ表記とドア先へ黄色のラインを配置

4投入線区
 大阪環状線・JRゆめ咲線

5投入車両数
 168両(8両編成を21本)

6投入時期
 平成28年度から平成30年度

※詳細はJR西日本HP ニュースリリースをご覧ください。



323系は、平成28年度から平成30年度に順次投入され、
国鉄時代に製造された大阪環状線内の103系・201系通勤形電車はすべて置き換えられる予定です。

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201系(天王寺駅にて)



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201系(森ノ宮駅にて)



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201系と103系(森ノ宮駅にて)



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103系(天王寺駅にて)



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103系と221系(天王寺駅にて)

323系の登場が待ち遠しい反面で、
いよいよ103系・201系が環状線から完全に撤退すると思うと少し寂しい気持ちもしますね。


今日は本当は「大阪環状線改造プロジェクト」森ノ宮駅の改良工事の記事をUPする予定でしたが、
323系の大きなニュースが入ってきたので、明日に回すことにします。
 
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大阪環状線改造プロジェクト “OSAKA POWER LOOP”

 
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「OSAKA POWER LOOP」(環状線 鶴橋駅にて/2014年10月撮影)


ラッピング列車 OSAKA POWER LOOP
JR西日本では魅力あふれる大阪環状線を目指し「大阪環状線改造プロジェクト」を立ち上げ、
駅の美装改良や案内設備の充実、発車メロディの導入等、新たな価値創出に取り組んでいます。
ラッピング列車「OSAKA POWER LOOP」はプロジェクトの一環として今年の6月から
大阪環状線およびJRゆめ咲線で運行されています。

「OSAKA POWER LOOP」のラッピングのデザインを手掛けたのは、大阪のラジオ局「FM802」が主催する
アーティスト発掘プロジェクト「digmeout(ディグミーアウト)」に参加している8名のアーティストで、
大阪環状線の沿線風景や名所、祭事などをモチーフに8つのテーマで8両編成の各車両をデザインしています。


※「OSAKA POWER LOOP」の詳細はこちらをご覧ください。
JR西日本の公式サイト内「大阪環状線改造プロジェクト」特集ページ
ラッピングのデザインを手掛けた「digmeout(ディグミーアウト)」のホームページ




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(環状線 鶴橋駅にて/2014年10月撮影)

「OSAKA POWER LOOP」に使用されている103系という車両は、
東京圏・大阪圏を中心に通勤用車両として1963年(昭和38年)から導入開始されたかなり古い車両ですが、
こうしてオシャレにラッピングされるとあまり古さを感じませんし、
古い車両を最後まで大事に使うJR西日本の姿勢にも好感が持てます。
個人的には「OSAKA POWER LOOP」のような編成がもっと増えれば嬉しいですね。




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JR天王寺駅西側 上町台地の掘割部分を走行する「OSAKA POWER LOOP」
(2014年7月撮影/JR天王寺駅と上町台地の掘割 20140727から流用)