先日の
阿倍野地下通路の続きとして、本日は
阪堺電車 天王寺駅前駅のご紹介をさせていただきます。

先日の
阿倍野地下通路の記事でも掲載した
ekimo天王寺の西側、通路が分岐する地点です。
4/24・25の記事では右側(北)に進んで、
谷町線・あべちか方面への通路や、
あべちか(地下街)をご紹介しましたが、
本日は、ここを左側(南)に進んで、阪堺電車 天王寺駅前駅に行きます。

上の写真の地点から左側(南)に曲がったところ

阿倍野歩道橋の架け替えに伴い、現在、阪堺電車 天王寺駅前駅への出入口はこの地下通路からのみとなっています。

しばらく進むと地上に上る階段が出てきます。

上から見た階段

階段を上りきると改札が出てきます。

車止め部分から見たホームの様子
ホームは相対式2面1線。向って左側が乗車用ホーム、右側が降車用ホームとなっています。
有効長は2両分ありますが、臨時列車運転時等を除いて普段は車止めから1両分を空けて停車します。
停車中の車両は、80年以上前に製造され定期運用される電車として
現役日本最古である阪堺161形です。

あべの筋を走行中の161形

南側から見た車止め・改札部分
上に目を向けると、阿倍野歩道橋が見えます。
以前は歩道橋から駅に下りる階段がありましたが、歩道橋架け替えに伴い現在は撤去されています。
あべの筋の拡幅による阪堺電車の移設後は、歩道橋からエレベーターでアクセスできるようになる予定です。
電車が入ってくる様子をご覧ください。

遠くの方に黄色い電車が見えてきました。
左側乗車用ホームでは電車を待つ人が並んでいます。

接近してきました。

駅に入ってきました。

到着しました。
この電車に乗ってきた人たちが右側の降車用ホームから出口に向います。
折り返しで数分後にまた出発です。

車両をアップで(モ501形)
この車両は、東京の都電荒川線と阪堺電車の共同PRの一環として、
お互いの旧塗装色に塗り替えて「PR相互乗り入れ」として運行している車両で
都電荒川線の昭和20~50年代のカラーに塗装されています。
最後に、阪堺電車についてざっと説明しておきます。
阪堺電車(阪堺電気軌道株式会社)は大阪唯一の路面電車で、
上町線(天王寺駅前〜住吉公園)と阪堺線(恵美須町〜浜寺駅前)の2つの路線を有しています。
今回ご紹介する上町線は、四天王寺と住吉大社への参詣客輸送を目的とする「大阪馬車鉄道」として
1900年に天王寺西門前駅〜東天下茶屋駅間が開業し、南海鉄道合併後の1910年には電化して電車の運転を開始しました。
その後、近畿日本鉄道、南海電気鉄道を経て1980年に阪堺線とともに「阪堺電気軌道」として分離されました。
現在あべの筋の拡幅工事が行われていますが、それに伴い上町線も現在の位置から西側にスライドする予定です。
今日は天王寺駅前駅だけのご紹介でしたが、阪堺電車については以前にもレポートしていますので
そちらの記事もご覧いただければと思います。
あべの筋 阪堺電車(1)あべの筋 阪堺電車(2)
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