
北側
JR天王寺駅北西角
玉造筋と谷町筋が交差する「天王寺駅前」交差点西側から
カウントダウンは
「5」3月2日(日)現在で、
グランドオープンまであと5日。あべのハルカスは近畿日本鉄道が2014年3月7日のグランドオープンをめざして
大阪市阿倍野区に建設中の超高層ビルです。
百貨店やホテル・オフィス・美術館などが入居し、58~60階は展望台になります。
高さは
300m(地下5階・地上60階建て)で、ビルとしては
高さ日本一を誇ります。
2013年6月13日、「タワー館」の地下2階~地上14階までの部分が先行オープン。
「タワー館」先行オープンのタイミングで、「近鉄百貨店阿倍野本店」から「
あべのハルカス近鉄本店」に、
旧「新館」部分は「ウイング館」にそれぞれ名称変更されました。
「タワー館」先行オープンと同時に「ウイング館」が改装工事中に入りましたが、
2013年10月10日に4階~8階がオープン。
2014年2月22日には、地下2階の一部と2階~4階にヤングレディス専門店街「solaha(ソラハ)」、
一部工事中だった地下2階の「あべのフード・シティ」がオープンしました。
これで百貨店スペースはほぼすべてが完成し、
営業面積が約10万平方メートルの日本最大の百貨店になりました。
全館グランドオープンは
2014年3月7日(金)残りの部分の開業時期は以下の通りです。
■展望台「ハルカス300」(58階~60階):2014年3月7日
■ホテル「大阪マリオット都ホテル」(19・20・38階~55・57階):2014年3月7日
■「あべのハルカス美術館」(16階):2014年3月7日
■オフィス(17・18階、21~36階):2014年2月から順次入居開始

この日は北側からのカウントダウンを含めた外観だけ撮影して撤収しようと思っていたのですが、
阿倍野歩道橋を歩いていてハルカスの北西角に差し掛かった時に、なにかいつもと少し違う感じが。
阿倍野歩道橋から繋がる2階北西角の入口のところで、
ハルカスの従業員らしき人たちが客を出迎えるように並んでいたのです。

気になったので従業員の方に聞いてみると、ここは16階にある「ハルカス300(展望台)」の入場ゲートや、
「あべのハルカス美術館」に通じる共用シャトルエレベーターの乗り口ということでした。
これだけハルカスの写真を撮ったりブログを書いたりしているくせに、
正直行き方があまりわかっていなかったので、助かりました。

とても丁寧で感じのいい従業員の方たちでした。

西側
アベノセンタービル・
あべのnini側から見たあべのハルカス北西角

1つ上の写真と同じ場所から見た上層階

最後は再び、北側
JR天王寺駅北西角から見たあべのハルカス
冒頭で「5」と表示されている写真を紹介したのですが、
あの写真を撮った前後、いつもはカウントダウンの数字等を表示している窓の配置が
なにかよくわからない形に変化し続けていて、少しおもしろかったです。
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昨日の「
阪堺電車 140301 〜 堺トラム 天王寺駅前乗り入れ開始(1)〜」
3月1日から天王寺駅前乗り入れを開始した超低床車両
「堺トラム」のレポート(3月1日撮影/その2)

夜の
あべの筋を走行中の「堺トラム・紫おん」
3月7日(金)に
あべのハルカスがグランドオープンするのに合わせて、
阪堺電車で3月1日ダイヤ改正が実施され、
超低床車両「堺トラム」が天王寺駅前~浜寺駅前間で毎日運行することになりました。
天王寺駅前~浜寺駅前間を、平日上下計20便、土休日上下計17便運行する予定です。
あべのハルカスと「堺トラム・紫おん」
堺トラム(SAKAI TRAM)
堺トラムは阪堺電気軌道の低床式車両(1001形)で、
昨年8月に1編成目「茶ちゃ」が浜寺駅前〜我孫子道間で運行を開始したのに続き、
3月1日の天王寺駅前乗り入れ開始から、2編成目となる「紫おん」も導入されました。
バリアフリー・デザイン等に優れた低床式車両「堺トラム」は、
高齢者や障害者・妊婦等の交通弱者の外出支援、観光の活性化等を図るために導入されたもので、
堺市が3分2、国が残り3分の1の割合で負担しました。
堺ゆかりの茶人、千利休にちなんだ緑色の「茶ちゃ」、
堺出身の与謝野晶子が好んだ色であり、堺市の花ハナショウブの色でもある紫色の「紫おん(しおん)」
今後もう1編成導入予定で、計3編成の運行を予定しています。
昨日は、
天王寺・阿倍野での様子及び車内の写真を中心にご紹介しましたが、
今日は終点の浜寺駅前到着後の写真をUPしていきます。

浜寺駅前到着

浜寺駅前に停車中の「堺トラム・紫おん」
やはり、ここでも車両を撮影したり、子供を中心に記念撮影をする人が多く見られました。

雨のせいでLEDが少し見にくいですが、行き先表示が折り返しの「天王寺駅前」行きに変わりました。

浜寺駅前を出ていく「堺トラム・紫おん」
本当は乗ってきたこの「堺トラム」で、折り返し天王寺駅前に戻る予定にしていたのですが、
ダイヤが乱れていたせいで、本来出発まで約10分停車する予定が数分後に出発することに。
トイレが我慢できず(停留場内にトイレがなかったのです)、
泣く泣く諦めることになってしまいました・・。

「堺トラム」が行ってしまい空になった浜寺駅前のホーム・・。
気を取り直して。せっかくはるばる浜寺まで来たので
(天王寺駅前から13キロ程で距離自体は大したことないのですが、阪堺だと50分ほどかかるもので…)、
少し周りを散策してみることに。

浜寺駅前から見た西側、浜寺公園と紀州街道(大阪府道204号堺阪南線)
浜寺公園堺市西区および高石市の沿岸部に広がる大阪府営の公園。
1873年(明治6年)に日本最古の公立公園として開園。「名松100選」にも選ばれている、美しい松林を誇る公園です。
園内にはジャイアントスライダーのあるプール、ばら庭園、交通遊園などがあり、
総合公園として多くの方々に親しまれています。

浜寺公園から見た東側
手前左側に見えるのは阪堺の浜寺駅前。その奥に見える赤い屋根のレトロな建物は南海本線の浜寺公園駅です。
両駅間は100mちょっとの距離で、徒歩1〜2分で行き来することができます。

浜寺駅前を通り越して、南海の浜寺公園駅に行ってみることにします。

南海本線
浜寺公園駅
明治30年(1897)10月に開業した後、明治40年(1907)6月に現在の駅舎に建て替えました。
設計は、東京駅などの設計で知られる辰野金吾博士が所属した辰野・片岡建築事務所の設計によるものです。
昭和63年(1988)8月には旧待合室を改造した「浜寺公園ステーションギャラリー」を開設。
平成10年(1998)9月に諏訪ノ森駅とともに大手私鉄で初めて国の登録文化財となったほか、
平成12年(2000)には第1回「近畿の駅百選」に選ばれ、
平成14年(2002)には第9回「堺市景観賞(まち部門)」を受賞しています。
※南海のHP(
http://www.nankai.co.jp/traffic/station/hamaderakoen)より抜粋

大阪府下屈指の高級住宅地であり、また、かつては「東洋一の海水浴場」と言われるほどの
海浜リゾートとして賑わった土地の玄関口だけあって、本当に立派な駅舎です。

改札

駅前に設置されている石碑
浜寺公園駅と共に、隣の南海諏訪ノ森駅も駅舎が国の登録文化財建築物に登録されています。
両駅とも、連続立体交差事業による高架化で駅舎が撤去・解体される可能性がありましたが、
市民からの保存を求める強い声もあり、堺市によって平成20年度に保存・活用の方針が決定されました。
詳しくは堺市のHP「浜寺公園駅・諏訪ノ森駅 駅舎及び駅前交通広場等計画提案競技について」
→
http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/toshi/rittaisuishin/compe.html をご覧ください。

再び、浜寺駅前に戻ってきました。

浜寺駅前の時刻表(
■に白抜き文字が堺トラム)

次の「堺トラム」が来るまで待とうと思っていたのですが、もうこの電車に乗ることにしました。
時刻表を見ると、まだ後1時間20分程待たないと来ないことが判明。
仕事もありますし、さすがに待てませんでした・・。

1つ上の写真の車両(701形)の車内
昨日の記事にも載せた「堺トラム」の車内
両車両の車内を比べると、外観だけではなくて「堺トラム」がいかに既存の車両と違うかが、よくわかります。

天王寺駅前の時刻表も載せておきます。(
■に白抜き文字及び、
□太枠に緑字が堺トラム)

最後は、阿部野に停車中の「堺トラム・紫おん」(夜景)
後方には
あべのハルカスが見えています。
本当に素晴らしい車両なので、皆さんもぜひ一度乗ってみてください。
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