JR天王寺駅の中央コンコースの現状のレポートです。

昨日、最後に載せた、御堂筋線西改札前の階段を上から
JR天王寺駅は、北側の地上部に阪和線ホーム(頭端式)5面5線、
南側の掘割部に大阪環状線・大和路線ホーム(島式)4面8線、計9面13線を有する巨大なターミナルです。
今回レポートしているのは、下の図、赤の点線で囲んだ中央コンコースの部分で、
1962年に竣工した天王寺駅駅ビル(現・MIOプラザ館 → 詳細はこちらの記事で)の1階部分です。

MIOプラザ館は先日グランドオープンしましたが、その1階部分にあたる天王寺駅中央コンコースは、
現在も耐震補強及びリニューアル工事中となっています。
ちなみに、昨年の秋に撮影した時はこんな感じでした。

このあたりは、まだ以前の雰囲気のままです。

この時点で柱の方はほぼ完成していましたが、柱と梁をごつい鉄骨で補強する工事が行われています。
ということで、また、2013年4月11日の写真に戻りまして、
御堂筋線からの階段を上がったところから、南→北に向って見ていきます。

最南端 551前から
このあたりは仮設の足場も撤去され、工事がかなり進んでいるようです。
今回の工事で、柱や梁がかなり太くなって開放感は少し失われたように思います。

補強され太くなった柱には、60インチ縦型2段のデジタルサイネージが設置されています。
まだ、稼働していない分もありますが、中央コンコース全体で相当な枚数になると思います。

正面のエスカレーターはMIOプラザ館東入口。中2階へ通じています。
MIOプラザ館も見違えるようにきれいになりました。

1つ上の写真を逆から
MIOプラザ館西入口

南西 → 北東方向

南東 → 北西方向

中央改札の方に向かって北へ進んでいくと、途中からは仮設の足場の骨組がまだ残っています。

中央改札

中央改札の前から見た南方向

中央改札の前から見た北方向
北側はまだ足場が完全に残っていて、かなり圧迫感があります。
こんな感じで、JR天王寺駅中央コンコースの現状を見てきましたが、
耐震補強は重要なことですし、綺麗にリニューアルもされて嬉しい反面で、
少し期待していた駅ビルの建て替えは当分ないのかと思うと複雑な気分にもなります。
まぁ、仕方ないことです。
環状線に関しては天王寺駅、大阪駅以外の駅があまりにも昔のままですし、
まずは、環状線全体を少しでも綺麗にしてもらいたいですね。
JR天王寺駅に関しては改札内やホームの写真も大量に撮りためているので、
中央コンコース等、全てのリニューアルが完成した後、
また、まとめてご紹介できればと思っています。