
土庄町中心部の商店街
小豆島 20150425-26(1) ジャンボフェリー 1
小豆島 20150425-26(2) ジャンボフェリー 2
小豆島 20150425-26(3)坂手港 等
小豆島 20150425-26(4)二十四の瞳映画村
小豆島 20150425-26(5)エンジェルロード
小豆島 20150425-26(6)戸形崎
に続いて、4月25日〜26日に行ってきた 小豆島の旅行記
「戸形崎」に続いては、小豆島の商業や交通等の中心地である土庄町中心部をご紹介していきます。
例によって個人的なアルバムのようなものですので、流して見ていただければと思います。
まずは、小豆島についてざっと説明しておきます。
小豆島は、淡路島の約50km西側、高松市の約20km北東沖の瀬戸内海に位置する島で、香川県に属しています。
面積は153.30km²で、国内で19番目、瀬戸内海では淡路島に次いで2番目の大きさ。
人口は約3万人で、本土から橋やトンネル、空路がない「船でしか渡れない離島」では国内最多の人口を誇ります。
1957年から半世紀にわたって土庄町・内海町・池田町(香川県小豆郡)の3町体制が続いていましたが、
2006年に内海町・池田町が合併して小豆島町が発足。
現在は、南東部の小豆島町(面積95.63km²/人口約15,000人)と
北西部の土庄町(面積74.37km²/人口約15,000人)との2町から成ります。
島の形は西を向いた“牛”や“犬”のような独特の形で、海岸線は半島と入江が連続する変化に富んだリアス式となっています。
小豆島の基盤となっているのは南方の海底火山から流れてきたマグマがゆっくり冷え固まることによってできた花崗岩層で、
小豆島における火山活動は約1300万年前から本格化して約100万年前まで続いていたということです。
確かに、島内のどこにいても急峻で岩がむき出しになった独特の形の山が視界に入ってくる風景は、
いかにも火山島っぽい雰囲気で、あまり日本の他の地域では見ないような独特の地形でした。

土庄町中心部 土渕海峡に架かる永代橋から
土庄町役場が置かれる土庄町の土庄地区や渕崎地区周辺は、小豆島の商業や経済等の中心地で、
いくつもの商店街や、2つの大型ショッピングセンター(「オリーブタウン」と「マルナカ新土庄店」)をはじめ、
ドラッグストア・ホームセンター・家電量販店・100円ショップ・ファストファッション・携帯ショップ・書店・
レンタルビデオ・カラオケ・ファミリーレストラン等々、大型の商業施設やチェーン店も多数集積している他、
銀行や信用金庫・JAバンク・労働金庫等の金融機関、郵便局、ハローワーク、図書館、総合病院、
税務署、裁判所、消防本部、四国新聞小豆島支局、県や企業の出先機関 等々が立地しています。
また、航路・便数ともに小豆島で最も多い港である土庄港や、
島内を網羅する路線バスのターミナルもあり、交通の中心でもあります。

永代橋の南詰にある土庄郵便局とJAの土庄支店
土庄郵便局舎は「土庄郵便局舎アートプロジェクト」として外壁に年賀切手が散りばめられています。

土庄町役場
奥には小豆地区消防本部とNTTも見えます。

土庄町役場の前(北側)にある土渕海峡
土渕海峡
土庄地区(写真左側)と渕崎地区(写真右側)の間を流れる全長2.5kmの海峡。
(小豆島は正確には、前島(土庄側)と小豆島本島(渕崎側)の2つの島から成ります)
一番狭いところは9.93mしかなく「世界で一番狭い海峡」として1997年にギネスに認定されました。
「土渕海峡」という名称は、土庄の「土」と渕崎の「渕」が由来となっています。

土渕海峡
本当に、川にしか見えないくらい狭いです。

土庄町中心部の商店街

土庄町中心部の商店街

土庄町中心部の商店街

土庄町中心部の商店街(土渕海峡に架かる永代橋から見た北側)
この少し先には「マルヨシセンター土庄店」を中心にホームセンターや家電量販店、ドラッグストア、
飲食店等々が入る大型商業施設「オリーブタウン」があります。
(すみません。写真は撮り忘れていました…)

迷路のまち
土庄町中心部の一部は複雑な迷路のような入り組んだ路地になっており「迷路のまち」と呼ばれています。
これは、かつて瀬戸内海にいた海賊から町を守るために作られものだと言われています。
迷路のまち まち歩きマップ(2014)

「迷路のまち」中央通り

「迷路のまち」銀杏通り

「迷路のまち」石奉行陣屋跡

石奉行陣屋跡
石に大阪城のイラストと「ご縁は400年も昔から 小豆島と大阪城」という文字が描かれていました。
今回の旅では寄ることができませんが、小豆島には「大坂城残石記念公園」や「大坂城石垣石切丁場跡」がありますが、
大阪城の石垣には小豆島から石材が運ばれていたようです。

「迷路のまち」の銀杏通りを進んで行くと「西光寺」の朱塗りの仁王門と三重塔が見えてきます。

小豆島八十八ヶ所霊場第五十八番札所 西光寺
約300年前に八十八ヶ所の霊場が設けらた小豆島八十八ヶ所霊場
「島四国」と呼ばれる小豆島の霊場は四国の霊場と同じ功徳が得られるとされており、
年間十万人ものお遍路さんが島を訪れています。

昭和8年に建立された桃山様式の本堂

高台にある三重塔は「西光寺奥の院 誓願の塔」(残念ながら今回は工事中で上れませんでした…)
西光寺中興四百年記念事業の一環として昭和50年に建立されたもので、今では土庄のシンボルとなっています。
また、敷地内には俳人・尾崎放哉の終焉の地としても知られる南郷庵や放哉の句碑、尾崎放哉記念館もあります。
続いて、土庄港を見ていきます。

土庄町中心部から土庄港への道路
土庄町中心部(土庄町役場)から土庄港は約1km強の距離がありますが、
その間もこのように市街地や商店街が途切れることなく続いています。

土庄港
航路・便数・乗降客数とも小豆島で最も多く小豆島で最大の港。
高松港、新岡山港、宇野港、豊島(家浦港・唐櫃港)へのフェリーや高速船が高頻度で発着しています。
また、港のすぐ近くには島内を網羅する路線バス(小豆島オリーブバス)のターミナルもあります。
ちなみに小豆島は日本有数のフェリーや高速船の発着数を誇り、土庄港の他にも
池田港(小豆島町)〜高松港
草壁港(小豆島町)〜高松港
坂手港(小豆島町)〜高松港・神戸港
福田港(小豆島町)〜姫路港
大部港(土庄町)〜日生港(岡山県備前市)
と、島内各地の港と四国や本州の港がフェリーや高速船で結ばれています。

土庄港 土庄港ターミナル側
大きい建物はオーキドホテル

土庄港 高速船乗り場ターミナルビル側

太陽の贈り物
2013年に作られた土庄港のシンボル的なアート作品。崔正化(チェ・ジョンファ)作。
金色に光り輝くオリーブの葉には、島の子ども達が寄せた「海へのメッセージ」が刻まれています。

太陽の贈り物
土庄中心部は想像以上に範囲が広く商店街や商業施設もたくさんあったので、
時間の都合で今回は一部しか撮影できませんでしたが、
人口3万人が暮らす島の中心にふさわしい、都会的で便利そうな街でした。
小豆島 20150425-26
次回に続きます。
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