
淀屋橋から見た夜の住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)
5月19日から平日の夕方〜午後9時までライトアップが行われています。
昨日の 中之島周辺 2015.6(1)淀屋橋 等 に続いて、
夜景を中心に中之島・淀屋橋周辺の写真をUPしていきます。
今日は中之島から見た住友ビルディングや住友村をご紹介します。
(2015年6月4日・8日撮影)

「淀屋橋」北詰(西側)から見た西側 土佐堀川と中之島・淀屋橋周辺の高層ビル群

中之島から見た南側
土佐堀川と住友生命淀屋橋ビル(写真左)と、住友ビル本館(写真中央)、住友ビルディング(写真右)
「住友村」
この辺り(北浜4丁目、今橋4丁目付近)は、住友ビル本館、住友ビルディングをはじめ
住友ビル2号館、住友ビル3号館、住友ビル4号館、住友生命淀屋橋ビル 等、住友系のビルが建ち並び、
「住友電工」本社、「住友化学」本社、「住友精化」本社、「日本板硝子」本社、
「三井住友銀行」大阪本店、「三井住友信託銀行」大阪本店、「三井住友カード」本店 等々
住友グループの企業の本社や拠点が集積しています。

住友生命淀屋橋ビル
国内4位の総資産を誇る大手生命保険会社「住友生命」のオフィスや
「大阪ご来店サービスセンター」等が入るオフィスビル。
ちなみに、住友生命の本社は大阪市中央区城見(大阪ビジネスパーク)の
「住友生命本社ビル」にあります。
写真左の方には、分譲マンションでは日本一の高さを誇る北浜の「The Kitahama」(209m)や、
国内最大手の生命保険会社「日本生命」の本店ビルも見えています。

住友ビル本館
住友系企業の本社や拠点が集積集積する「住友村」の中でも中心的なビルで、
「住友電工」本社、「住友化学」本社、「住友精化」本社、「日本板硝子」本社、
「三井住友信託銀行」大阪本店 等が入居する巨大なオフィスビルです。
新日鐵に吸収合併される以前は「住友金属」の本社(現・新日鐵住金大阪支社)も入っていました。

住友ビル本館

住友ビル本館(写真左)と住友ビルディング(写真右)
住友ビルディングの西側(写真右側)に見える高層ビルは、
肥後橋の大同生命大阪本社ビル(88.8m)とアパホテル大阪肥後橋駅前(107m)です。

住友ビル本館(写真左)と住友ビルディング(写真右)
(夜景)

続いて、「住友ビルディング」を見ていきます。

住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)
1926年(大正15年)に完成した住友グループの「総本山」や「象徴」と言えるビル。
当時は住友銀行(現三井住友銀行)の他、住友信託銀行、住友生命、住友林業、住友化学など
グループ各社が入居していましたが、昭和37年からは住友銀行の単独所有となり、
現在は三井住友銀行の大阪本店となっています。

老朽化により一時は取り壊して建て替える案もあったそうですが、
住友グループのシンボルとしての歴史的な価値を重視し、
2013年3月から約2年かけて耐震補強を中心に改修が進められてきました。
耐震補強や防災機能の強化、省エネ化の他、1階の旧事務室のスペースを応接エリアに改造。
建設当時から残るステンドグラス(面積:約108㎡・ガラス:3635枚・天井の高さ:約6m)には
LED照明が設置され、1989年に防水シートで覆われて以来26年ぶりに光を取り戻しました。
改修工事が終わった5月19日以降、平日の夕方〜午後9時までライトアップが行われています。

住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)

住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)

住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)

「錦橋」から見た住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)
中之島周辺 2015.6 次回に続きます。
次回は間近から見た夜の住友ビルディングを中心にご紹介する予定です。

土佐堀通から見た住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)
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ご無沙汰しています。
いつも楽しく拝見しています。
住友ビルディングの改修完了したのですね!
個人的に、あの荘厳な雰囲気がとても好きです。
高層ビルもいいですが、この様なクラシカルな建造物があると、景観が引き締まりますし、都市格があがると思います。
後は以前のように本社機能があれば文句なしなんですが。。。
kotoさん
ご無沙汰しております。
いつもありがとうございます。
住友ビルディングすばらしいですよね。
近代建築の多い北浜・淀屋橋・中之島周辺ですが、その中でも住友ビルディングはスケールや重厚さ面で代表的な建物の一つですよね。「住友村」と呼ばれる周辺の巨大なオフィスビルも含めて大阪を象徴する景観の一つですね。
>
> 高層ビルもいいですが、この様なクラシカルな建造物があると、景観が引き締まりますし、都市格があがると思います。
同感です。
超高層ビルが建ち並ぶ景色ももちろん都会的で素晴らしいのですが、
高さはなくてもああいう巨大で重厚な雰囲気の近代建築が建ち並ぶ景色こそ本当意味で都会的といいますか、
大大阪時代を偲ばせる大阪らしい景色ですよね。
>
> 後は以前のように本社機能があれば文句なしなんですが。。。
そこですよね。住友銀行も三井住友銀行になって実質東京に比重が移ってしまいましたし、
本文でも触れましたが、他にも「住友生命」「住友電工」「住友化学」「住友精化」「日本板硝子」「三井住友信託銀行」「三井住友カード」等々、今も住友系企業の本社や本店が「住友村」や「OBP」等に残っているのは残っているのですが、東京・大阪の二本社制で実質の比重は東京に移っているところが多いですし、東京一本になって大阪は支社に格下げになった企業も結構ありますもんね。
住友系はまだマシな方ですが、一体どれだけの企業の本社が大阪から東京に移っていったことか。。
なんとかその流れが止まってくれることを願ってるんですが、残念ながら一向に止まりそうにないですね。
おはようございます。
企業の本社に関しては、戦後特に近畿圏から東京に移った会社は、本当に多いですよね。
特に、大阪、神戸は多いです。京都は地元に残っている企業も多いですが、、、
それに比べて中部圏は、地元に本社が残っている企業が多い気がします。
この辺りの違いは何なのでしょうか。
行政の差があったのか、国の方針だったのか、地域性なのか。
いずれにしろ、近畿圏にとっては厳しい状況ですね。
人口減少も続いてますし、このまま緩やかな衰退を続けていくのか、それとも何かを起爆剤に状況が、変わるのか、出来れば後者を願いたいで所ですね。
京都や名古屋も大きな都市で大企業の本社もかなり多いですけど、
一概に大阪と京都・名古屋を同列には語れない気がしますね。
京都や名古屋は都市規模や企業の本社数、都市としての性格が、東京や大阪とはかなり違いましたし、
銀行、金融、証券、商社、繊維、マスコミ、流通、製造業 等々、
東京同様に業界を問わずありとあらゆる企業の本社が集積していた大阪に比べて、
京都や名古屋はどちらかと言えば製造業が中心というのも関係しているのかもしれませんね。
まあ、でも工場三法等、国策で大阪から工場や企業が離れ出した時なんかは、
逆に名古屋(中部圏)は国によって中部圏に工場を集める法律が作られたらしいですし、
東京ほどではないにしても、僕の中では名古屋は大阪ほど損をしてきた都市ではなくて、
逆に国策によって大きく成長できた部分もあったような気がしますね。
京都は京都で、単なる大都市ではなくて千年以上続く日本の都という特殊な都市ですし、
けっして他の都市にはない、京都という都市自体に対する強い誇りや拘りがあるのかもしれませんね。
マスコミの影響もあって、残念ながらそういう誇りみたいなのって大阪には欠けている部分ですもんね。